40歳以上の3人に1人が糖尿病⁉︎
11月14日は世界糖尿病デーです。
糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ5~6%となる、2億4600万人が抱える病気です。一般的に死に至る病気との認識は薄いですが、年間に380万人以上の方が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。日本でも40歳以上の3人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍であると言われています。
≪糖尿病って?≫
インスリンというホルモンの作用が低下したため、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに、血液中のブドウ糖(血糖)が多くなっている状態です。
膵臓からのインスリンの分泌不足による場合と、肥満によるインスリンの作用が出にくい場合があります。
*インスリンとは血糖値を下げるホルモンです。
≪自覚症状がほとんど無い!≫
糖尿病の初期はあまり自覚症状がなく、かなり進行した状態になって初めて気づくケースが多くあります。
早期発見には定期健診が最も有効ですが、高血糖を指摘されてもそれぐらい大丈夫だろうと放置し合併症が発症してから治療を開始する人も多いのです。
まずは次のような症状がないかチェックしてみましょう。
【初期症状チェック】
①急に食事が増した
②尿の回数、量が増えた。
③やたら喉が渇いて口が粘る。
④太っていたが、急に痩せはじめた。
⑤手足がしびれる、よく足がつる。
⑥目がかすむ、視力が落ちた。
⑦身体がかゆい。
⑧全身がだるくて気力がない。
⑨性欲が衰えてきた。
*これらの症状が多く思いあたるときは、医療機関で受診しましょう。