野球、バスケットボール、バレーボール、陸上競技などに発症しやすい膝の痛みとして『タナ障害』について書いてみます。
タナ障害とは?
膝の関節の内部には、関節腔(かんせつくう)という空間があり、滑膜ヒダという膜のような壁で仕切られています。そのうち膝蓋骨と大腿骨の間のヒダは、物を載せる棚のように見えるため、タナと呼ばれています。
タナ障害は、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことでタナが膝蓋骨と大腿骨の間に挟まり、大腿骨の下端の膨らんだ部分とこすれて炎症を起こして腫れや痛みが出る症状です。
膝の屈伸と打撲を伴うスポーツ種目によく見られます。
【予防策】
膝周りの筋力を鍛えるトレーニングや、柔軟性を高めるストレッチングを行うことです。タナの摩擦が弱まり、炎症が起きにくくなります。
また、患部の冷えは炎症を起こし易く悪化させる原因になるため、日頃から膝を冷やさないよう注意しましょう。
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